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「鉄道員」上映、高倉健の遺志が実現(写真)
2015年 6月 16日15:42 / 提供: 新華夏

 上海国際映画祭「高倉健作品回顧展」は6月14日に開幕した。高倉健の5作品、「君よ憤怒の河を渉れ」、「鉄道員(ぽっぽや)」、「幸福の黄色いハンカチ」、「遙かなる山の呼び声」、「網走番外地:望郷篇」が上映される。

 日本東海大学の葉千栄教授は「高倉健さんの父親が中国の東北地区で炭鉱技術者として働いたことがあり、自分も年をとったので、父を安心させることをしたいと話してくれた。よって『鉄道員』に出演した際、契約に『制作終了後、中国での放映権は高倉健にある』という条件を付けた。その後、この映画を中国に贈った」と語った。

 高倉健は亡くなったが、彼の念願は叶った。「鉄道員」は「高倉健作品回顧展」のオープニングフイルムとして上映された。 日本映画制作者連盟の後押しを受け、上海国際映画祭と東京国際映画祭は高倉健の作品を共同放映することになった。6月に上海国際映画祭で「高倉健作品回顧展」を開催するほか、10月の東京国際映画祭で「高倉健作品回顧展」も行う。 2つの映画祭りはまた、新人推薦や映画選考、ゲスト招待などの協力を行う。